猫用ネブライザー室の自作
- 2021.07.28
- DIY
- 猫 気管支炎 ネブライザー

うちにはポテト&チップ兄弟とメグという猫が三匹います。

今回はポテトが18歳の時に気管支炎を煩い、そこからよく咳やくしゃみをするようになり、ネブライザー室を作ったのでご紹介したいと思います。
ネブライザーとは、喘息治療などの薬液を霧状にして、直接気管支に届けるための器具です。
私も正直ポテトが気管支炎になるまでネブライザーなんて聞いたことがなかったのですがイメージ的には薬剤入りの加湿器のような感じです。

私はオムロンのコンプレッサー式ネブライザーを使用しています。人用のものですが獣医さんもこれで大丈夫ですとの事でした。
価格は¥10000~¥15000でありますのでネブライザーを考えている方は、何度も病院に行く事を考えれば、安心できる家でできることで猫ちゃんの負担も減りますし、思いきって購入する事をオススメします。

ネブライザー室と言っても作り方はとても簡単です。まずホームセンターで猫ちゃんが入れるぐらいの衣装ケースを用意します。(大体、縦70cm、横40cmぐらいあれば充分です)
衣装ケースは穴をあける事も考え、頑丈すぎず、中の様子も確認できる半透明のものを選びましょう。

横にネブライザーの口が入るほどの穴を開けます。柔らかいので穴をあけるものがなければ頑張ってハサミでぐりぐりやればあきます!笑
多少大きくて隙間ができてもOK


穴が開いたら付属のL字のパイプを外から差し込み、マウスピースを内側から取り付けます。

これでネブライザー室完成です!笑
あとは不安にならないよう、いつも使っている毛布やお気に入りのおもちゃなどを入れてあげましょう。
最初はネブライザーの機械の音などに恐がるかもしれないので機械をホースが伸びる範囲で遠ざけて、床面に響かないようにクッションを敷いてあげると良いでしょう。

ポテトも回数を重ねるうちにこれをしたら調子が良いと覚えてくれたのかネブライザーを用意していると横で待つようになりました、笑
実は、この子の気管支炎は末期の状態で長期間頑張って呼吸をしていた為、あばら骨が3本も折れる程の重症でした。

気付いてあげれなかったのがとても悔しい…
ネブライザーを獣医さんに提案しても、ポテトの状態では効果は期待できないかもしれない、と言われましたが、それでもできる事をしてやりたい!とお願いするととても親切に使い方などを説明してくれました。
おかげでもう長くないと言われたこの子も獣医さんもびっくりするほどの回復を遂げ、酸素室も必要なくなり、20歳になりました。
長生きしてくれる事はとても嬉しいです!
もちろんネブライザーだけの効果ではなく、薬と酸素室もなくてはならないものでした。
調子が悪くなった当初は、ネブライザー室にも酸素を送ってやらないと普通の呼吸もままならないほどでした。
ネブライザー室の作り方はとても簡単ですので、ご家庭に持病を持った猫ちゃんがいるという方は獣医さんと相談の上、是非作ってみてあげてください。
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